【質問】現在は仮称となっている新函館駅の駅名問題に関心があります。正式名称はいつ頃、どのように決定されるのでしょうか。また、全国ではどのような問題があるのでしょうか。
【お答え】新幹線駅の名称は、開業の概ね一年から一年半前までに、営業主体であるJRが決めることとなっています。新幹線新駅の名称をめぐる議論は全国どの地域でも必ず起こり、意見の取りまとめ方法についてもルールはないため、過去の事例をみても各種の団体がそれぞれの立場でJRに要望を行うなどしたのち、最終的なJRの判断を待つこととなります。
全国の新幹線駅を見ると、新函館駅のように、新幹線駅の所在場所と代表都市の中心部・中心駅が離れている場合に最も多く用いられている駅名は「新○○」で、新幹線駅では18例あります。さらに、広域的な観点により、開業時点から駅の所在自治体名と異なる駅名を命名するケース(くりこま高原など)、また、命名後にJR営業上の理由や自治体合併のために駅名や自治体名が変わったケースなどもあり、地域ごとに状況は様々です(下表参照)。それぞれのケースについては次号以降で紹介します。

【お答え】新幹線開業後、駐車場利用者の大半が函館市民となることが見込まれる新函館駅の駐車場の整備主体者は北斗市であり、9月に北海道新聞が報じた記事によれば、その台数は約580台となっています。
2015年新函館開業時の全国の生産年齢以下人口推計は、1964年東海道新幹線開業時の生産年齢以下人口よりも少なく(グラフ参照)、経済活動の水準や街づくりは厳しい状況下にあるという前提で私たちは開業対策を進めなくてはならず、新幹線建設促進に取り組んできた先人達の努力を無にしないためにも、様々な意見に振り回されずに「自分はどう行動するか」ということが大切といえます。当機構が策定し取り組んでいるアクションプランも、その考え方を整理するための一助になるかと思いますので、どうぞご一読下さい。
【お答え】3月12日に九州新幹線が開業し、4月下旬に東北新幹線が復旧したことで、新青森から鹿児島中央まで新幹線がつながりました。ご指摘の通り、新幹線の駅設置には明確な基準はなく、様々な地元事情によって整備計画に定められ建設されていますが、いわゆる整備新幹線として昭和63年以降に整備された区間は、建設費に地元負担が生じるようになったことも影響し、駅の数も多くなっているのが実情です。具体的には、東海道新幹線は建設当初の駅間平均が43kmだったのに対し、北陸新幹線(高崎・長野間)や九州新幹線の駅間平均は23kmと、半分程度にまでなっています。新幹線の持ち味である所要時間の短さと停車駅が増えることは相反する課題であり、九州新幹線の運行ダイヤの決定に至るまでは自治体とJRの間で様々な経緯があったと報道されています。
では、これら予算を別の目的に充てられるかといえば、使途変更は簡単にはいかない仕組みとなっています。例えば(b)と(c)の財源は、平成3年時点での既設新幹線(東海道・山陽・東北・上越)の売却益であり、平成29年9月までは新幹線建設財源として充てることが決められているものであるため、万が一影響が及ぶとしても、(1)の一般会計補助金の部分に限られるという見方が出来ます。国の一般会計予算は今年度92兆円であり、そのうち新幹線建設補助金706億円は僅か0.08%ですから、この予算が別の目的に充てられるとは考えにくいと言えるのです。