北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

‘活動記録’ 分野の情報一覧

函館地域の行政機関等では定期的に地域の各種経済指標の調査・公表を行っており、当機構では新青森開業後の昨年12月から本年2月まで3か月間の観光入り込みに関する指標を下表の通りとりまとめましたのでお知らせします。

■宿泊関係指標

 

12月前年対比

1月前年対比

2月前年対比

新幹線開業対策推進機構
主要10社宿泊者数

115%

119%

116%

函館市来函観光入込客数推計 宿泊者数

113.0%

117.5%

95.7%

北海道財務局函館財務事務所道南経済レポート 主要18社宿泊者数

100.3%

104.4%

103.6%

日本銀行函館支店金融経済動向 主要20社宿泊者数

104.4%

106.3%

103.6%

■旅客流動関係指標

 

12月前年対比

1月前年対比

2月前年対比

函館市来函観光入込客数推計 道外観光客数

107.5%

123.2%

119.4%

北海道財務局函館財務事務所道南経済レポート JR(青函トンネル下り)旅客数

111.5%

124.0%

112.2%


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 北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、さる12月4日の東北新幹線新青森駅開業に伴う函館市における経済波及効果を調査いたしました。つきましては、開業から3か月間(12月―2月)の函館市内の宿泊施設の利用状況を報告します。

◎聞き取り対象施設
 当機構ウェルカムキャンペーン事業協力事業者である函館市内宿泊施設10施設
 (函館駅前・五稜郭・湯の川の3エリアに所在する、いずれも客室数40以上の中・大規模施設)

◎比較対象
 宿泊人員ベース

◎比較結果
 3か月間前年同期比(平成21年12月―平成22年2月)10施設平均116%(16%増加)
 各月前年同期比 12月:115% 1月:119% 2月:116%

※昨年12月の東北新幹線新青森駅開業から本州客が増加傾向で推移。
 1月は、JR東日本「大人の休日倶楽部会員パス」(1/13―1/25 の13日間)が増加。
 2月は、さっぽろ雪まつり期間(2/7―2/13 の7日間)前後が増加と、新幹線開業効果が現れ、好調な様子がうかがえた。

◎考察
 3か月間の前年同期間を比較すると、東北新幹線新青森駅開業から稼働、人員、売上が堅調に増加している。
 また、各旅行代理店の商品(個人型)が増加し、特にJR東日本商品が好影響をもたらしている。
 しかし、この増加率には、前年の実績が例年より悪かったという背景も含んでおり、新青森開業が観光客復調の契機になったとみることができる。


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北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、2月に開催した標記事業の要旨をとりまとめた報告書を作成しました。2回の講義によって、これから新幹線開業を迎える地域がどのように取り組みを進めるべきかについて、経験と事実、反省に基づく重要なアドバイスを頂くことが出来ましたので、講義内容から、行政と民間それぞれの立場で「してはいけないこと」「すべきこと」を当機構として整理し掲載させていただきました。

4年後に新幹線開業を迎えるにあたり、当地としても、似たような議論を1から時間をかけて行うのではなく、こうした反省や課題を踏まえた現実的な取り組みが必要と思われ、まちづくりに携わる方々の指針として共有したいと考えております。

【まとめ1】新幹線開業に向けて、すべきこと、してはいけないこと(講話より)

  してはいけないこと すべきこと
行政は ■街づくり・人づくりには時間がかかるものであり、単年度主義で短絡的に結果を出そうとしてはいけない

■事業実績を示すために、主体的な関わりを持っていない事業成果までもかき集めたアリバイづくりはしてはいけない

■民間でも十分担えることまで手を出してはいけない

■会議のための会議を繰り返してはならない。その間は実は何も進まない

■市民の気運醸成を簡単に捉えてはいけない。多額の事業費をかければ市民啓発が成功するわけではない

■総花的キャンペーンだけに終始してはいけない

■10年先を見据える気持ちで市民の取り組みを支援する

■開業前後の効果測定など調査研究業務は民間には難しいため、行政が地道に取り組み情報発信を行う

■行政が直営しなければならない仕事かどうかを十分検討する。逆に、新幹線開業によって不利益を受ける人達のフォローは行政にしかできない仕事であり、しっかり取り組む

■会議のための会議を増やさない方法の一つとして、組織を巨大化させないよう留意する

■「自分も何かやってみたい、応援したい」という市民の受け皿になる場、参加できる場づくりを行う

■事業者の起業支援や連携支援など、着実に進める

市民は ■行政に過度な依存をしたり、予算が欲しい箱物が欲しいと「ないものねだり」をしてはいけない

■マスコミ等が報じるマイナス効果に過度な反応をしない。ワイドショー的な評論合戦はしない

■「あるもの活かし」をしっかりと行う。市民が街を好きになれることを見つけ、市民同士で共有していく

■プラス効果を更に高めることを考え取り組む

■経済界やオピニオンリーダー(世論先導者)を巻き込む努力をする

■各地域でコアになる人材を探してネットワーク化させる

■地域資源の再発掘のためには、街の外の声、外の目を受け入れる

■観光・ビジネス・交流など、地域のニーズに応える準備が必要。自らの役割を考え行動する


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[要旨(1)から続く]同事業の第2回では、新函館開業時の記念イベントを実施する場合、どのような事業とするかについてグループに分かれてのワークショップを開催し、参加者から様々なアイデアと課題が提案されました。こちらも報告書に整理しとりまとめましたので、抜粋の上掲載いたします。皆様の今後のまちづくりの参考としていただければ幸いです。

【まとめ2】北海道新幹線開業記念イベント実施に際しての課題

項目 アイデア クリアすべき課題
場所 ■木古内町と北斗市に駅が2つできるため、大きく分けてイベントをしてはどうか ■同時に開催するのか、時期をずらし回遊性を創出するのか、どこが主催するのか
時期 ■開業時期が夏だと港祭りに合わせたイベント、冬だと各地での鍋祭りを利用しては ■開業時期によって実施可能な内容も大きく影響する。開業時期の早期の確定が不可欠
目的 ■観光客向けよりむしろ「地元の人」が楽しめるステージづくり。開業を地元住民でお祝いするという気持ちで行う

■地元の人々を対象にする場合は、派手な演出は効果的だが、道外や首都圏からの集客をねらうのであれば、函館らしさ北海道らしさ・・を念頭に入れ、地元住民で観光客を迎えることが大切

■列車の「出発、到着」時間帯に合わすタイムリーな仕掛けが必要

■誰のため、何のためにやるのか
テーマ ■北海道のイメージから、食をテーマにしたイベントの開催。バーベキュー市、物産市など、屋外で食べ物のおもてなしを行い、賑わいをつくる。巨大コロッケ(厚沢部)、マグロ解体ショー(戸井、松前)。冬なら塩ラーメン、江差鍋祭り、ごっご汁など暖かいメニューを提供

■ノベルティ配付などのPRもあわせて行い、帰りにお土産を買っていただけるよう仕掛けも必要

■開催期間をどれくらいにするか開催時期によって提供できるメニューが異なる。提供数量等にも影響
催事 ■これは知らないだろうというわが町のものを紹介

■道南17市町の特色ある郷土芸能(江差追分、獅子舞、ともえ太鼓、いか踊り)を披露

■歴史上の人物の衣装を着てお迎え。松前の武者姿、野外劇や五稜郭祭など

■子供たちの吹奏楽演奏、プリキュアや仮面ライダーで家族を呼ぶ

■よさこい(函館、札幌のチーム)、巴太鼓、ひのき屋など地元で活動するグループの発表の場

■ご当地ゆるキャラ(イカール、うに丸、おらいも等)大集合

■ごっこカーリングなど体験ゲーム・イベントを実施

■「これは知らないだろうというわが町のもの」は、果たして観光客に感動を与えられるものなのかどうか検証が必要

■青森のケースでは招聘費用が生じないような催事をプログラムした。左記アイデアのような催事の事業費はどうやって確保するか

タレント起用 ■道南出身の芸能人・有名人が多数いるため、負担金のかからないよう有名人を呼ぶ

■音楽の祭典的なイベントにして、北島三郎、GLAYに来ていただけないか。記念の歌を作ってもらう。彼らのサミットを開く

■誰を呼ぶのかの調整や、お金をかけないで呼ぶための交渉等は誰がやるのか

■コンサートなど単体で成立するものを開業記念イベントとして銘打って行う必要があるか。誰が事業費を負担するか


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北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、2010年度、北関東向けプロモーション活動の際に配付した冬期観光PR誌「函館冬ナビ」で展開した、函館への往復切符や宿泊券などが当たる「ウェルカムプレゼント」企画の地元経済波及効果を調べるため、先ごろ当選者対象のアンケートを実施、このほど調査結果がまとまりました。

当地函館へ足を運んでいただくことを主目的とした企画のため、プレゼントの利用率は27%に留まりましたが、当機構が負担した賞品経費に対して利用者が直接消費した金額は函館・道南分として約5倍、産業連関表による波及効果は8倍という結果となりました。

詳細は調査結果pdfファイルをご覧下さい。

<ダウンロードファイル>
冬期観光PR誌「函館冬ナビ」ウェルカムプレゼント当選者アンケート調査結果(PDF279kb)


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北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、東北新幹線の新型車両「はやぶさ」の運行開始に合わせ、北海道新幹線のPRを実施いたしました。

3月5日・6日の朝8時から、2015年度の新函館開業をPRするクリアファイルを、各日200枚ずつ配布しました。
朝市ではカニ汁とゴッコ汁がふるまわれ、観光客が函館の冬の味覚に舌鼓を打っていました。

函館駅にも「はやぶさ」のデビューを祝うのぼりやポスターが多数掲出され、歓迎ムードに包まれていました。

   
   


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 北海道新幹線新函館開業対策推進機構と函館市・北斗市・七飯町の4団体は、去る2月16日、札幌の北海道旅客鉄道(株)、鉄道・運輸機構、北海道庁をそれぞれ訪問し「新函館(仮称)駅・現函館駅間の鉄道アクセスの充実に関する要望」を実施しました。

 この要望活動は昨年度に引き続き行ったもので、当日は永井会長、函館市谷澤副市長ら4団体の代表者が参加し、「運行車両・ダイヤについて」「新幹線・在来線乗換環境の整備について」「関係機関との検討協議について」等の要望項目を記載した要望書を各要望先へ手渡しました。

(要望項目)
・道央圏の実績に準じ、所要時間20分以内を実現できる車両の導入
・新幹線と円滑に乗り継げる運行ダイヤの構築
・新幹線から函館・札幌両方面へ対面乗換可能なホームの整備と、函館方面リレー列車の車両数に見合ったホーム長の確保

対策機構では今後とも新幹線を取り巻く情勢を注視しつつ、積極的な要望活動を継続していきます。


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 北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、平成20年度より、函館商工会議所及びその新幹線関係外郭組織と連携し、新幹線開業に関する地域の課題など意識共有を図り、一丸となった地域づくりを目指すことを目的とした「北海道新幹線地域活性化フォーラム」をシリーズで開催しておりますが、このたび特別編として、「新青森開業に学ぼう!新幹線開業対策塾」研修会を2回シリーズで開催いたしました。

 第1回研修会は、2月8日ロワジールホテル函館にて開催、道南自治体の新幹線対策担当者など45名が参加。
 ゲストにあおもり観光デザイン会議代表世話人(国交省観光カリスマ)角田周氏ら2名をお招きし、青森の方々は新幹線開業に対してどのように備えたのかという体験談や、これから函館が開業対策を進める上でのアドバイス等についてお話をいただきました。

  

 第2回研修会は、2月18日ホテルリソル函館にて開催、道南自治体の新幹線対策担当者など40名が参加。
 ゲストには、青森市経済部新幹線対策課主幹(新青森駅開業対策事業実行委員会事務局)横内英雄氏、同経済部観光課主幹大久保文人氏、弘前市商工観光部観光物産課課長補佐(弘前感交劇場推進委員会事務局)桜田宏氏の3名をお招きしました。実際に開業に立ち会った行政の側からの経験談や、新幹線が来ない土地での新幹線活用対策法など、貴重なお話をうかがいました。
 また、ワークショップでは、北海道新幹線の開業日に何を行うべきかについて、小グループに分かれて意見を出し合いました。

 3月下旬には、「新青森開業に学ぼう!新幹線開業対策塾」シリーズのしめくくりとして、市民参加型のフォーラム講演会を開催予定です。
 詳細が決まりましたら当サイトでもご案内しますので、ご参加お待ちしています。


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