北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

函館商工会議所新幹線開業対策特別委員会(森川委員長)および新幹線青森・函館早期開業促進期成会、北海道新幹線開業はこだて活性化協議会、北海道新幹線函館資材協力会の4団体合同「函館地域新幹線開業対策視察団」(団長:森川副会頭)による北陸地区先進事例視察会が、去る3月5―7日の日程で開催され、富山・金沢・新潟・燕市を訪問しました。
北陸地区は函館と同じ時期に新幹線開業を迎えますが、中心市街地や公共交通の活性化、地域資源のブランド化など地域づくりの先進事例として注目を集めている事例が数多く、得た知見を当地の新幹線開業対策事業に反映させることを目的に企画されたものです。12名からなる視察団はグループに分かれ7つの視察先を訪問し懇談、大きな収穫を得て帰函しました。

■3月5日13:30 富山商工会議所 視察事項
「富山市における中心市街地の賑わいづくりについて」
○商工会議所の中心市街地活性化の取り組みについて(協議会の設置と経過等)
○まちづくりとやまの取り組みについて(経過・組織・事業)
・賑わい交流館「フォルツァ総曲輪」
・賑わい横丁
・公共交通おでかけウィークエンド事業   など
○中心市街地再開発・活性化のうごきについて
・総曲輪フェリオ(富山大和)・グランドプラザ・総曲輪CUBYなど
・市内電車環状線化事業
・おでかけ定期券事業   など

■3月5日13:30 富山県庁 視察事項
「公共交通を活かしたまちづくりについて」
○公共交通活性化によるまちづくりを目指す背景
○富山における公共交通活性化の事例と話題(県・市の連携状況や役割分担等)
・新幹線並行在来線対策と富山ライトレール設立
・高山本線活性化社会実験
・市内電車環状線化事業
・公共交通でお出かけウィークエンド事業
・おでかけ定期券事業  など

■3月5日15:45 富山ライトレール 視察事項
「富山ライトレールと公共交通を活かしたまちづくりについて」
○富山ライトレール体験乗車(富山駅北―岩瀬浜往復)と岩瀬浜駅視察(フィーダーバスとの結節機能)
○富山ライトレールの開業経緯
○富山市における公共交通活性化の話題
○公共交通まちづくりインフォメーションセンター視察

■3月6日9:30 片町商店街振興組合 視察事項
「中心市街地の賑わいづくりに関する取り組みについて」
○片町商店街のさまざまな取組事例
○金沢市や金沢商工会議所、TMO組織との連携
○金沢市における中心市街地活性化の話題

■3月6日12:00 金沢商工会議所昼食懇談会 懇談事項
「新幹線開業対策に関する取り組みについて」
○新幹線影響予測調査研究会の取り組みについて(報告書の内容を中心に)
○新幹線対策特別委員会について

■3月7日9:30 朱鷺メッセ 視察事項
「朱鷺メッセについて」
○開業までの経緯
○朱鷺メッセの運営と事業
○新潟のコンベンション振興の話題

■3月7日 燕商工会議所 視察事項
「磨き屋シンジケートの取り組みと地場産業活性化について」

(左)富山ライトレール(右)金沢市片町商業再開発施設プレーゴ

(左)地場産業のブランド化に取り組む燕市(磨き屋一番館)

(右)上越新幹線は県都新潟と工業都市燕三条間約40kmを僅か13分で結ぶ


2007年12月17日、函館商工会議所新幹線開業対策特別委員会、同青函圏委員会正副委員長会議兼、新幹線青森・函館早期開業促進期成会常任幹事会との合同会議を開催しました。
合同会議は北海道新幹線の建設が進む中、新幹線関連組織が合同して現状確認と諸課題への対策をまとめていくために開催したものです。
会議では、まず北海道新幹線の工事進捗状況と新青森開業に関する青森側の動きについて報告を行い、続いて、北海道新幹線新函館開業に向けた課題等についての検討と意見交換を行いました。
新函館開業に際しては、現函館駅・新函館駅間のアクセス対策や現函館駅の拠点機能維持と中心市街地の活性化対策、並行在来線対策、青森との連携など様々な課題が上げられることから、今後は各団体がそれぞれ役割分担を行った上で、関係団体と連携しながら具体的な対策を講じていくための活動をしていくこととしました。