北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、さる12月4日の東北新幹線新青森駅開業に伴う函館市における波及効果を調査しました。
開業日をはさんだ12月1日から15日までの函館市内の宿泊施設の利用状況を報告します。
◎聞き取り対象施設
当機構ウェルカムキャンペーン事業協力事業者である函館市内宿泊施設9施設
(函館駅前・五稜郭・湯の川の3エリアに所在する、いずれも客室数40以上の中・大規模施設)
◎比較対象
宿泊人員ベース
◎比較結果
前年同期比(平成21年12月1―15日) 9施設平均110%(10%増加)
※聞き取りによる各施設の傾向として、週末(3―5日、10―12日)の利用増が主体とのこと
◎考察
先日函館市が発表した平成22年度上期の来函観光入込客数推計では、入込数が前年対比8%増、宿泊客数は5%増だったことから、当調査の宿泊客数10%増は上期からの復調傾向が堅調に推移しているといえ、冬期観光のスタートとしても幸先がよいと言えます。
しかし、特に前年度は入込実績が悪かったことや、今回調査のサンプル数と期間のいずれにも限りがあったことをふまえると、この結果が新青森開業効果であるとは現時点では言い切れず、引き続き動向把握を行うこととしています。


北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、さる9月中旬ならびに10月上旬に、埼玉県内の百貨店で開催された北海道物産展において、2015年北海道新幹線新函館開業をPRするとともに、新函館開業後の新幹線利用意向に関するアンケート調査を実施し、257名からの回答を頂きましたので、その結果をお知らせします。



