北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

【質問】函館駅前地区で飲食店を経営していますが、新幹線の駅が渡島大野になると、函館駅前を歩くお客様が減ってしまうのではないかと不安を感じています。

【お答え】新幹線の駅が出来る新函館駅は、現在の函館駅から北に18km離れていることから、新幹線利用者や市民が、どれだけ函館駅・大門商店街に足を運んでくれるかという点が課題となります。
 当所に事務局を置く「北海道新幹線開業はこだて活性化協議会」が行ったアンケート調査によると、地元民向け調査では新函館駅への交通手段として在来線鉄道を利用するとした回答が22.0%、自家用車を利用するとした回答が61.0%となり、残念ながら地元の方の函館駅利用機会の減少が予想されます。
 しかし、来函宿泊者向け調査では、新函館駅から函館駅前地区への交通手段として72.7%の方が在来線鉄道(函館駅)を利用するとしており、来函者にとっては在来線鉄道が引き続き重要な交通手段であるといえます。
 JR北海道発表の津軽海峡線輸送人員は166万人(平成18年度)、野村総研の予測調査では開業時の新幹線輸送人員が347万人(参考リンク:函館市新幹線対策室)と、本州方面の輸送人員だけで見ても現在の約2.1倍の利用増が見込まれることから、現在132万人である函館駅の乗車人員(降車含まず)も大幅な増加が期待されています。

 これらのことから、当所ならびに活性化協議会では、引き続き函館駅前地区の拠点機能維持・向上につながる活性化策の推進に取り組み、新幹線開業に備えていくこととしておりますので、店舗を経営されている方々も、私たちと共に地域の魅力づくりにつながる「個店の魅力づくり」に取り組んでいただけますよう、ご協力をお願いいたします。


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