北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

【質問】新函館駅と函館市内の二次交通がどうなるのか、JRが整備するアクセス列車についても、運行ダイヤは直前まで非公表とのことですから、いっそのことリムジンバスを充実化したら如何でしょうか。

【お答え】新函館駅と函館市内の二次交通に関して現時点で明らかになっているのは、JR北海道が新函館・函館間を電化し新型電車を導入して同区間を約17分で結ぶということだけであり、その編成車両数や1日の運行本数、快速運転なのか各駅停車なのか、など運行体制が明らかにされるのは、過去の新幹線開業地域のケースによれば開業直前(約半年前)であるため、JRを含めた二次交通のあり方に懸念を持つ方が函館地域には多くいらっしゃいます。
 そうした方々の思いを十分に踏まえ、商工会議所に事務局を置く北海道新幹線新函館開業対策推進機構では、函館地域における二次交通の充実化及び利用者利便性の向上を目的に、平成25年3月に「二次交通充実化部会」を設置し、市や観光協会とともに下記3項目について諸施策の検討協議を進めています。

(1) 新函館駅・現函館駅間の鉄道アクセス及び新幹線運行・サービスの充実化
(2) 新函館駅と市内拠点を結ぶバス路線網、観光路線バス及び交通拠点のあり方
(3) 二次交通のわかりやすさ、利用しやすさの向上

 今回ご指摘頂いたように、バスアクセスの充実化も同部会の重点項目であり、今後は施策案を固めた上で関係事業者と調整を進めていくこととしています。
 なお、沿線住民以外にはあまり知られていませんが、渡島大野駅(新函館駅)と函館市内を結ぶバスは現在、平日合計30便が運行されています。(下表参照)この路線は生活交通路線として道などの補助金を得て運行されているため、新幹線開業に向けては、各種の制約をクリアして既存路線を利活用することや、リムジンバスのような運行形態が採算的に成立するのかなど、全国各地の成功事例や失敗事例を踏まえながら、いかにしてバス交通を充実化させていくか協議していくこととしています。(次号に続く)

■渡島大野・函館市内間のバス路線(H25.8現在)
 ※函館駅との運賃640円、所要時間50分、本数は平日ダイヤ

系統番号・主な経由地

下り

上り

[2]函館駅・ガス会社・市立病院

3

5

[21]亀田支所・湯川・五稜郭・市立病院

1

1

[25]松風町・五稜郭・亀田支所

4

4

[122]松風町・五稜郭・ガス会社・市立病院

6

6

合計

14

16


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