北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

Archive for 8月, 2015

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北海道新幹線新函館開業対策推進機構が実施している新幹線開業はこだて魅力創造ゼミナール「はこゼミ」では、観光路線バス音声案内の提案書を函館バス株式会社に提出しました。

機構・はこゼミではこれまで二次交通点検評価の一環として、2013年11月に「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」に搭乗した際、「移動時間の長さを観光客への情報提供に生かせないか」との意見が出たことをきっかけに、はこゼミの4つのワーキングループのうちB班(観光路線バスの音声案内、映像やポスターによる観光案内等のブラッシュアップ)でバス音声案内の文案を作成することとなりました。
ゼミ生らによるブラッシュアップを経て、2014年10月にはアナウンス案を函館バス事業部にプレゼンテーション、2015年3月には実際に観光路線バスに乗り込み原稿を読み上げ、最終調整を行いました。
そして翌4月、上記活動の集大成として、「観光路線バスの音声案内について―五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバスの音声案内による観光案内等のブラッシュアップ―」と題した提案書(全18ページ)を函館バスの森健二社長に手渡しました。函館バスからは「提案書を参考に、北海道新幹線開業後の営業内容充実化に取り組みたい」との回答がありました。

はこゼミでは今後とも北海道新幹線開業に向けたまちづくりについて考えていく予定です。


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【質問】先日の新聞に新函館北斗駅前のレンタカー営業所の工事が始まったとの記事がありましたが、新幹線駅のレンタカーはどのようになるでしょうか。

 

【お答え】北海道新幹線新函館北斗駅前にはレンタカー会社7社の進出が発表されており、去る7月21日にはそのうち共同で営業所を運営するニッポンレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズレンタカーの3社によるレンタカーステーションの地鎮祭が行われました。上記以外にもトヨタレンタカー、日産レンタカー、駅レンタカー、バジェットレンタカーの営業所が開設される予定であるほか、木古内駅には駅レンタカー、タイムズレンタカーの2社、奥津軽いまべつ駅には駅レンタカーが進出することが発表されています。

北海道新幹線開業を契機に、これまでレンタカー営業所がなかった木古内駅と奥津軽いまべつ駅に新たにレンタカー拠点が設置されることで、新たな需要創出が期待されることになります。両駅は津軽海峡を挟んで最短の位置関係(約75km)にあるため、道内在住者が車を使って本州方面へドライブ旅行するのであれば、自家用車で木古内駅まで行き無料駐車場に停めて新幹線に乗車、津軽海峡を渡った奥津軽いまべつ駅からレンタカーを借りて本州方面をドライブすることが出来るようになります。現在の津軽海峡線木古内・津軽今別駅間の運賃は1,640円であり、新幹線開業後は運賃が同程度、特急料金は他路線の水準に当てはめると1,000円程度(自由席または立席)と想定されるため、片道2,600円程度の運賃で済むことと予想されます。

このことを逆に東北地方在住者から見た場合、北海道への旅行手段として駐車場が無料の奥津軽いまべつ駅まで自家用車、木古内駅まで新幹線を利用し、木古内駅からレンタカーを借りて北海道内へドライブ旅行をしてもらうようなプロモーションを北海道側から東北地方在住者へ向けて実施することで、木古内駅や新函館北斗駅のレンタカーのニーズも格段に高まることが予想されます。これに伴い、駅周辺地域ではガソリンスタンドの営業時間・定休日改善、道の駅など消費喚起につながる立ち寄りドライブスポットなど受入環境整備も求められ、今後は新幹線開業後に向けた東北地方へのレンタカー利活用策PRやセット商品等の造成、周辺環境整備について、関係機関に働きかけてまいります。


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